結論:めっちゃ辛いが手術して良かった。
結論から話しますと、術後はめっちゃ痛かった。私は20代の男性。入院前~退院後までの実体験をお話しする。
経緯
扁桃腺による熱発があったタイミングで近所の耳鼻咽喉科クリニックを受診しました。1年に3回以上、扁桃腺による熱発があれば手術適応と医師に告げられた。私は年に3回ほど熱発を繰り返していた。当然ですが熱発のたびに仕事やその他の予定が狂ってしまい度々周りに迷惑をかけていた。それがつらくて手術に踏み切った。
事前検査
私は、某大学病院に紹介状を書いてもらった。
紹介状を持って診察にいった。そこで手術を行うか、最終確認をした。先生からは、かなり扁桃腺が大きいといわれ手術が正式に決まった。
手術2週間前に事前検査があった。内容はこんな感じ。
- 先生の診察
- 心電図
- 血液検査
- 胸部レントゲン
- 身体測定(身長、体重など)
ここまでかかった費用は
- クリニック診察:2000円くらい
- 大学病院診察 1200円くらい
- 大学病院 事前検査 4500円くらい
入院1日目
入院当日は、昼頃に病室に入った。
こちらは手術前の最後の夕食。制限はなかった。
前日は特にすることもなくベッドで過ごした。夜22時以降は水しか飲めない食べれないため、9時ごろに最後の悪あがきで病院内のコンビニで、夜に爆買いして爆食したのは内緒。
2日目 手術当日
朝、8時からの手術だったので5時半くらいに看護師さんに起こされバイタルチェックを受けました。
手術着に着替えて歩いて手術室へ向かいました。自分のイメージ的にはストレッチャーに乗せられて運ばれると思っていたので歩いていくのはびっくりでした。
手術室に入るとすぐに手術台に乗せられ速攻で麻酔をかけられました。手術室のベテラン看護師と雑談をしていたら意識がいつの間にか飛んでいました。
目が覚めると、手術が終わっていました。まだ、麻酔が完全に抜けておらず意識が朦朧としていたせいかのどの痛みは感じませんでした。
この日は、夕方くらいまで病室ベッドで過ごし夕方には面会もできました。このくらいから痛みを感じ始めます。ここからが地獄の始まりでした。。。
痛みとの闘い
当日夕方から感じ始めた喉の痛み。徐々に強くなっていきほとんど声が出せず、口回りも開口器の使用により少し裂けて出血と腫れがありました。ですが、ご飯は口から食べなくてはなりません。
食事はこんな感じ。重湯ってやつです。初めて食べた(飲んだ)がもう飲みたくはない。
飲み込みするたびに激痛が走る食事という名の拷問。まじきつかった。食べないと治りが悪くなるといわれ何とか間食した。
夜から痛み止めが始まりなんとか手術当日が終了。
2日目
食事は朝食からでました。重湯をまた摂取。昨日より痛い。耳の後ろまで放散痛が来て飲み込んでは1分ほど痛みと戦い、休んではまた飲み込むの繰り返し。まだ2日目だが心が折れかけた。
この日から病院内は自由に行動が許された。病院内にコンビニやカフェがあったが飲み込みができないので何も買えず。ほとんどベッドにいました。
声はほとんど出せなくなった。声が出ない生活は意外とつらい。
3日目
痛みはほぼ変わらず。喉は、かさぶたができ始め、真っ白に。そして口臭が自分でも分かるくらいきつくなってきました。かさぶたってくさいんや。
痛みはすこーーーしマシになったかな。って感じ。この日から、3分粥へランクアップ。こんな感じ。まあうまくない。
痛みに耐えながら、完食した。魚食えるとおもってなかったから少し嬉しかった。
この日から夜になると痛みがかなり強くなり2時間くらいの間隔で目が覚めるようになった。痛くて起きるのは、精神的にも肉体的にもきつい。夜勤の看護師さんに、ジェスチャーで痛いことを伝え痛み止めをもらった。夜勤で忙しいのに申し訳ない気持ちで薬をのんだ。
4日目
私の体感では、4日目が痛みのピークだった。ピークは遅れてくるよって看護師とかネット、ユーチューブの体験記とかでみんないってたから身構えてたけど本当にそうだった。まじで何しても痛い。口臭い。最悪。精神的にもつらくなってきて家に帰りたくなってくる。声は相変わらずでない。でてもカスカスの声で聞き取りにくい。
この日から5分粥へ変更予定だったが痛すぎて3分粥のままにしてもらった。
朝食は痛すぎて3割くらい摂取したところで痛すぎて残すことにした。ごめんなさい。
体は入院で動かんしめっちゃ体が軽く感じた。運動も出血のリスクがあるから制限されていたので趣味の筋トレもできず。体は元気なのに、動けない。もどかしい。
この日も夜は痛すぎて2時間おきに起きて痛みに耐える夜を過ごした。
5日目
痛みが少し和らいだ気がした。朝食から5分粥にランクアップ。
全然痛いが、なんとか完食。この日から液体はなんとか量を飲めるようになった。
早く治すために、こっそりプロテインを摂取開始。
夜は相変わらず痛い。起きる。耐える。寝る。起きる。の繰り返し。さすがにきつくなってきた。
6日目
痛みはあんまり変わらず。喉を見てみると少し白いかさぶたが取れ始めてきた。先生からは取れる時も痛みがかなり強くなるといわれていたのを思い出した。案の定、痛みが強くなって4日目と同じくらい痛い。耳の後ろまで痛くなってきた。
声は何とか出るようになった。単語で短い会話ならなんとかできた。声にかんしてはかなり進歩した。
この日から、7分粥にランクアップ。ほぼ常食に近いおかずが出てきた。痛みは変わらず強いので、完食できず。また振り出しに戻った感じがした。
ちょっとへこんでベッドで横になっていると先生から突然、明日帰りましょう。と告げられた。こんな痛いのに大丈夫かなと思ったが、傷口はきれいになっているので大丈夫とのこと。家も近いし何かあったらすぐ電話してくださいと言われた。
夜から遂に常食になった。なんとか完食。
夜は初めて朝まで睡眠がとれたがかさぶたが取れてきているのか朝は激痛だった。
7日目 退院日
少し不安を抱えながらの退院となった。午前中に退院した。
痛みはピーク時の半分くらい。まだ全然痛かったのでロキソニンを3週間分処方してもらった。市販でかうより全然安いのでありがたい。
退院したら、自分でご飯を準備しないといけないのが意外と面倒くさかった。喉に優しいものしか食べれないので、うどんとか麺類、ゼリー類ばっかり食べた。
久しぶりの自宅ベッドで寝たがやはり痛くて1度だけ起きた。
入院費用
入院から退院までのかかった費用。
約74000円。(食費、手術費等すべて込み)
高額医療制度を使った結果、この金額まで抑えることができた。
術後10日目
かさぶたはあと3割くらいのこっている。口臭も残存。痛みはピーク時の2割くらい。結構治ってきた。
術後10日目から仕事に復帰した。仕事になると話すことが増えるため、話すことはかなり多くなり夕方になると少し痛みが強くなった。なんとか日常会話はできるが声量は通常の半分くらいしか出ない。出ないというか怖くて出せなかった。痛みが少し強くなってしまったので、まだ休めばよかったかなと少し後悔した。
ご飯も少し硬いものもちゃんと噛めば食べれるようになってきた。でもまだまだ油断は禁物。
夜は痛みで起きることはなくなった。快眠。いびきもだいぶ無くなったみたいで睡眠の質が上がった気がした。これが一番良かったかも。最高。
術後2週間
ここまでくると、かさぶたはほとんど消えた。口臭も改善している。
声もほとんど元通りになった。声が変わるのではないかと心配していたが全く心配いらなかった。全然変わらず、若干声が出しやすくなったかなーと感じるくらいだった。会話後の痛みもだいぶ無くなり少し大きな声も出せるようになった。
運動も再開した。ジムでの筋トレも喉も痛みや出血もなくトレーニングできた。
ご飯は、ほとんど何でも食べれるようになった。ただしよく噛むのだけは心がけていた。
術後20日 受診
本当は退院後1週間で受診を勧められたが、スケジュールの都合上、20日後になってしまった。
経過は良好でかさぶたもきれいになっていた。声も大きな声も出せるまで回復した。
ご飯は気を使うことなく食べれるようになっていた。
先生からも再受診はしなくて良いといわれ安心した。
メリット・デメリット
ここで私が感じたメリット・デメリットを端的に紹介する。
メリット
- 風邪を引かなくなった
- 扁桃腺由来の高熱を出すことがなくなった
- いびきが減ったことで睡眠の質向上
- 声が少し出しやすくなった
デメリット
- 痛みが強くて食べれない、話せない、寝れない
- お金がかかる
- まとまった休みをとらないといけない
1番のメリットは高熱を出すことがなくなったこと。これが一番の目的だったので最高にうれしい。物理的に腫れるものがないから扁桃腺由来の高熱はなくなった。
睡眠の質も上がったと思ってる。熟睡している感じがたまらなく気持ちいい。片頭痛もかなり減った気がする。
デメリットは、しいて言えば上記の内容はあるが、ほとんど無いと思ってもらっていいと私は思っている。長い目で見れば費用対効果は大きいと思うしやらない手はないと思う。術後は相当つらいが一時的なので何とか頑張れる。
まとめ
今回、扁桃腺摘出術を受けてその後の経過や費用面、メリット、デメリットまでお話しした。
私は、扁桃腺で悩んでいる人は全員やるべきだと感じる。なぜならメリットが大きいから。
休みがまとまって取れる人、資金に余裕がある人はすぐに検討したほうがいいでしょう。
快適な暮らしが待っていますよ。
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